CROSS TALK 上司×部下クロストーク -鮮魚-
仕事内容から働く環境・働き方まで
社員たち本音を語る!
座談会メンバー
-
鮮魚課 浜田
2018年入社主任 -
鮮魚部 近藤
2001年入社執行役員部長
入社理由を教えてください。
-
子供のころから魚が好きで水族館の飼育員とも迷ったのですが、それよりも自分で魚を売って消費者に届けたいという気持ちが強かったので市場で働くことに決めました。そして当時豊洲市場の卸売会社の中で唯一東証一部に上場していた東都水産を志望しました。
-
そうだったんだ。大学生活やアルバイトも水産関係だったんだっけ?
-
大学ではホタテ貝の餌料環境について研究をしていました。また、自分のためになる仕事をしたいと思い、ホタテ漁のアルバイトをしていました。漁師や出荷者の考え方を知り、仕事の大変さも身をもって感じました。
-
ホタテ漁のアルバイトとなると朝は早いんでしょ?
-
早いですね。深夜の0時前には自宅を出発していました。
-
今とあまり変わらない?
-
変わらないですね。ですから入社当初から朝はきつくなかったです。
-
その割には結構寝坊するよね(笑)
-
すみませんでした。以後気を付けます(笑)近藤さんの入社のきっかけは何ですか?
-
私の実家は荷主(出荷者)で、小さいときから出荷の手伝いをやっていた関係もあり、実は昔から船の船長に憧れていて船の船長になりたかったんです。そのための勉強として2年間業務見習いとして東都水産に修業として入社しました。でも東都水産で働いているうちに徐々に商売や、せりが楽しくなっていきました。それで気づいたら45歳になっていましたね。
-
自分に合った仕事に全力で向き合ってきたということですね。
お互いの第一印象を教えてください。
-
目力が強いなって思いました。気さくな方なのですが、色々しっかり考えて動いてて凄い人なんだなという印象です。
-
そんな風に思ってくれているんだ。嬉しいですね。私から見たら浜ちゃんは実力が付く前からアピールが凄かったよね。
-
アピールですか?!
-
見て見て!僕を見て!っていう(笑)。あとは凄く人懐っこくてどんな人物に対しても物怖じせずに近づいていけるのがいいところかなって最初に感じました。ただ、一緒に働くうちに意外と人見知りなところがあるって発見しましたけど(笑)
-
そんな風に思われていたなんて知ると恥ずかしいですね。
浜田さんから見て近藤さんの尊敬できるところはどんなところでしょうか?
-
仕事に対してのストイックさとONとOFFの切り替えができるところですね。ONとOFFの切り替えは私が今まで見てきたセリ人の中では一番ですね。遊ぶときは思いっきり遊ぶし、仕事の時は仕事モードだし。
-
いつもONだよ。OFFのときはないよ。OFFのところは誰にも見せないようにしている。よだれ垂らして変な顔してるから。
-
それは見せられないですね。
近藤さんにとって浜田さんはどのような部下ですか。
また将来どのようなセリ人になってほしいですか?
-
彼は色々なイレギュラーなことにも徐々に対応できるようにはなってきました。ただ対応の場面でとっさに顔に出てしまったり、言葉に出てしまうところがある。そこはぐっとこらえて、ポーカーフェイスではないですが傍から見て何を考えているかわからないくらいでこなすのがセリ人としてちょうどいいかもしれません、顔に出てしまうと相手に読まれやすいから。でもまだまだ伸びる要素はあると思っています。高品質の良い商材っていうのは見てわかるのは当たり前。それはセリ人として最低限のこと。あとは平均的な商材をどう取引していくかということが今後の浜ちゃんの壁だと思います。
-
今のご指摘を肝に銘じて頑張ります。
今後の展望を教えてください。
-
まずは豊洲市場でワラサの取り扱い金額を単独で年間一番となるのが第一の目標であり、「ワラサといえば浜田」と言われるようなセリ人になりたいです。ですのでまずは豊洲市場ワラサシェア率35%を目指したいです。
-
いや、まずは40%を目指そう。「ワラサと言えば浜田」と言われるようになるには50%以上は必要でしょう。それくらいの実力は浜ちゃんにはあると信じています。ぜひ目指してほしい。
-
ありがとうございます。精進します。
-
私はまずは会社として豊洲市場の中で一番にすることです。鮮魚課としてじゃなく会社として。今は連結で1040億円程の売上ですが2000億円、3000億円と徐々に伸ばしていって、10年後20年後、次の世代に受け継げるような東都水産を残していきたいです。